こんにちは!(^^)元ガスコンロ販売スタッフのガス美です。
据置のガスコンロを選ぶ際に、カタログなどでコンロの幅が「59cm」や「56cm」などありどれを選んだら良いのか分からない方に今回は、テーブルコンロ(据置コンロ)の幅のサイズの選び方をご紹介します。
こちらの記事は「テーブルコンロ(据置コンロ)」の幅を紹介しています。「ビルトインコンロ」の天板の幅についてはこちらになります。「ビルトインコンロの天板サイズはなぜ60cmが良いのか?」
そもそも違いが分からない方はこちらの記事をどうぞ「テーブルコンロとビルトインコンロの違いってなに?」
テーブルコンロ(据置コンロ)には約3種類のサイズがある
テーブルコンロには横幅サイズが「標準59cm幅コンロ」「コンパクトサイズ56cmコンロ」「一口コンロサイズ」の3種類あります。59cmや56cmと言いますが、すべてのコンロの幅が59cmや56cmというわけではありません。※メーカーや昔の表記法では標準を60cmと呼んだりもします。
標準59cm幅
標準サイズの59cm幅はコンロの図面から「約590mm~597mm」の横幅の「標準59cm幅コンロ」を指します。標準サイズということで、ラインナップの中でもメインのテーブルコンロが標準サイズです。一般的なキッチンのガス台スペースが59cm幅サイズが丁度良いため、標準サイズとなっています。
ガス台スペースが60cm以上のキッチンの場合は「標準」を選びましょう。
コンパクトサイズ56cm幅
その名の通り、標準サイズに比べて小さい56cm幅の「コンパクトサイズコンロ」です。実寸では「約560mm~564mm」の横幅のコンロを指します。昔のキッチンや都市部の狭いアパートなどでよく見かけます。標準に比べてラインナップは少なく、ガス台スペースの狭いキッチンが少ないことを表しています。
ガス台スペースが59cm以下56cm以上のキッチンの場合は「コンパクトサイズ」を選びましょう。
コンパクトサイズにはピンクやブラウンのお洒落なコンロ「パロマ カフェリ」や北欧風の真っ白ホーローコンロの「リンナイ ホワロ」など特徴的なコンロが多数あります。
一口コンロサイズ幅
「一口コンロ」のサイズです。「約269mm~330mm」と幅サイズがいろいろあります。これは一口コンロはガス台スペースのようなくぼみではなく、通常のキッチンの空いたスペースに設置することが多いため、幅に開きがあります。
コンロ以上のスペースがあればどこでも設置可能です。
※消防法により、コンロ設置から前方、後方、側方15cm以上、上方100cm以上可燃物から離すように設置してください。
コンロの設置はキッチンの幅ピッタリにしたほうが良いの?
コンパクトサイズも1口コンロサイズも幅サイズが小さい為、標準サイズのキッチンにも置き、使用することができますが、できるだけスペースにピッタリのコンロを選ぶことをおすすめします。
理由としては隙間が少なければゴミが入る隙間が減らせるので、綺麗に使用できるます。また、キッチンと一体化することで、見た目が綺麗に見えます。見た目なんか重要?と思う方もいると思いますが、毎日、キッチンに立つことを考えると、見た目の綺麗さは料理や清掃のモチベーションに繋がりますので、できれば綺麗になるようにぴったり幅を選ぶことをおすすめします。
あえて、違うサイズを選ぶことも…
ただ、男性の一人暮らしなどでほとんど料理はしないけど、お湯を沸かしたりととりあえずコンロを置いておきたい。という方や単身赴任で1年だけなど短い期間だけ居住する方など、余計なコストを掛けない為に、標準キッチンコンロスペースにあえて価格の安い一口コンロなどを置き、節約すると言う方法もあります。
キッチンのガス台スペースのサイズだけでなく、ご自身のスタイルに合ったコンロを選ぶ方法もあります。
ガスコンロの奥行きについて
ここまで横幅の説明をしてきましたが、基本的に横幅があっていれば、奥行きも合うようにキッチンは設計されています。テーブルコンロのカタログやWEBカタログにはコンロのスイッチやガス栓を除いた「脚のみの寸法」も掲載されています。
奥行きはこの「脚のみの寸法」がガス台スペースに収まればガスコンロを設置した際にコンロ全面のスイッチ部分がはみ出ていても特に問題がありません。※4本の脚、すべてがガス台スペース乗っていれば、しっかりと安定します。
下記にサイズ別の奥行きの表を載せました。メーカーによりサイズの違いがありますので、あくまご参考までに
コンロの種類 |
横幅 |
奥行き |
奥行き(スイッチ・ガス栓を除く) |
標準59cmサイズ |
約590mm |
約495mm |
約385mm |
コンパクトサイズ |
約560mm |
約445mm |
約355mm |
一口コンロ |
約270~330mm |
約300~340mm |
― |
稀に特殊な物件で、ガス栓を除く実質のガス台スペースの奥行きが350mmなんて例もあります。そのような場合は「一口コンロ」を選ぶか、奥行きが短いグリル無しの「二口コンロ PA-28F」をおすすめします。
ガスコンロの高さについて
ガスコンロの高さについて、使用上の問題は特にありませんのであまり気にしなくても良いかと思います。キッチンを綺麗に見せたい場合はキッチンのガス台スペースの高さとカタログの高さを同じにすると、フラットに見えるので綺麗に見えると思います。
また、コンロの高さはキッチンに依存している為、低くすることはできませんが、高くすることはできます。イワタニの「スライド式レンジテーブル IR-100E IR-100F」をガスコンロの下にひくだけで高くすることができ、更に物置スペースも確保できます。
身長に合わせて高さ調整をすると腰の負担が減り、使い勝手が良くなるので参考にしてみてはいかがでしょうか?ちなみに身長が低くコンロの位置を下げたい場合は、キッチンの床に「スノコ」を引いてみたりキッチン用の「厚底スリッパ」を履くなどの方法をオススメします。キッチンは火を扱う場所ですので、スノコを敷くの場合は滑り止めシートなどで滑らないように注意しましょう。
キッチンでの腰の負担は毎日、何十年と続くこともあるので、早めに対応することをおすすめします。また、余裕がある場合はリフォームなども視野にいれましょう。
テーブルコンロの幅についてのまとめ
テーブルコンロの幅は3種類あり、基本的にはキッチンのガス台スペースサイズに合わせると良いです。
ガス台スペースより小さければどんなテーブルコンロを置くことも可能で、サイズがピッタリだと綺麗に見え、お手入れも簡単です。あえて一口コンロなど安いコンロを置くことで費用を節約する方法も…
奥行きは標準的なキッチンなら問題はないが、特殊な造りのキッチンだと奥行きでコンロが置けない可能性もあります。カタログやインターネットで購入したいコンロの寸法を調べましょう。
高さについては使用上の問題はありませんが、コンロとキッチンの高さが揃うとフラットで綺麗に見えます。また、使用者の身長により、腰への負担がかかりますので、コンロを底上げしたり、キッチンに「スノコ」や「厚底スリッパ」を履くことで、高さの調整をしましょう。
ガスコンロ メーカー別ラインナップ