こんにちは。
元ガス器具販売スタッフのがす美です。

ガスコンロの型番に「 L 」や「 R 」って表記ありますよね?さあコンロを購入しよう!と思った矢先、「L/R」を選んで下さい……。なんですかそれは~!!となっている方に向けて、今回はその表記について説明していきます。ちなみに私が初めての一人暮らしで購入したコンロはLRの選び方を間違って購入していました。(笑)

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ガスコンロの火は左右、火力が違う

ガスコンロの右と左のコンロバーナーは基本的に左右で火力が違います。と言うの通常の火力に対して左右どちらかが「強い火力」になっています。その表記を「L」の場合は左側のコンロが「左強火力バーナー」で、「R」の場合は右側のコンロが「右強火力バーナー」となります。
※ちなみに基本的にと言うのは高性能のガスコンロは左右どちらも「強火力」のものがあるということです。
※表記は型番の後に「○○○○-R」「○○○○-L」という感じで表記されることが多いです。稀に「○○○○-RS」「○○○○-LS」など分かりづらいものありますが、「L/R」で選ぶ場合は意味は同じです。

ガスコンロのLRってどういう意味?(左右で火力が違う)
※強火力バーナーは別名「ハイカロリーバーナー」とも呼ばれます。
※「L/R」はテーブルコンロもビルトインも同じです。

ガスコンロのL/Rはキッチンを基準に選ぶ

それでは、ガスコンロのL/Rは何を基準に選んだら良いのでしょうか?その答えは「キッチン」です。

基本的なキッチンはガスコンロが右側か左側のどちらかになっているはずです。そしてコンロを設置した際にコンロの左右どちらが壁に接しているかで、「L/R」を決めます。壁に接しているほうが、強火力バーナーの場合、壁を焦がす危険があります。なので、壁と逆側のバーナーを強火力バーナーにすると適切です。文章だとなかなか伝わりづらいので、画像で確認しましょう。

ガスコンロのLRってどういう意味?(壁側を強火力にすると焦げる)

▲壁側が強火力バーナーの場合、壁が焦げてします。

ガスコンロのLRってどういう意味?(壁と反対側を強火力に)

▲壁と反対側が強火力バーナーの場合は問題ありません。

コンロの右側がキッチンの壁の場合は、「左強火力バーナー」を選んでください。
逆にコンロの左側がキッチンの壁の場合は「右強火力バーナー」を選んで下さい。

このように、ガスコンロの「L/R」はコンロの設置場所とキッチンの壁を基準に選んでください。

ガスコンロの「L/R」を間違えて購入してしまった…

最初にも言いましたが、私が初めの一人暮らしで自分でガスコンロをなんの知識もなく購入したのですが、まさにこのガスコンロの「L/R」を間違えて購入してしまいました。

ただ、一人暮らしの5年間ぐらいずっと気づかずに普通に使用していたので、間違えて購入しても使えないというわけではなさそうです。(壁がタイルだったので特に焦げ付くこともありませんでした。)あくまで私の事例となり、推奨はできませんが、もう間違えて購入してしまった方も壁に注意してご自身で問題がないか、または、火力をあまり強くしないなど、対処すると良いと思います。

最初から片側だけが強火力バーナーのモデルもある

最後に最初から「右強火力バーナー」だけという「L/R」が選べないモデルがあります。

リンナイのビルトインコンロ「セイフル」などはまさにその一つで、「左強火力バーナー」のモデルしかありません。この「セイフル」は安全を重視したコンロで、安全センサーなどの機能の関係から強火力バーナーを片側だけにしか開発できなかったのかなと勝手に推測しています。

このように「L/R」が選べないコンロもありますので、キッチンの状況など考慮しながら選ぶと失敗がないと思います。

まとめ

以上が、ガスコンロの「 L/R 」ついての説明です。キッチンの壁と反対側のバーナーを強火力バーナーに選ぶと間違いがありませんので、選ぶときにはまず、キッチンを確認しましょう。