こんにちは!元ガスコンロ販売スタッフのガス美です。

このページでは直火で美味しく調理ができる IH には負けないコンロの大事な機能、魚焼きグリルについて説明をします。

ガスコンロは主にフライパンやお鍋で調理をする「コンロ」と全面にある引き出しのような「魚焼きグリル」の二つのバーナー部があります。今回はそのグリルの機能について細かく説明をしていきます。

IH クッキングヒーターと比較して、直火のグリルがあるからガスコンロにする方も多いぐらい購入の決め手に大きく関わる部分です。コンロを検討中の方はグリルの機能のメリット、デメリットを理解してからしっかりと選んでいきましょう。

あわせて読みたい:水なしグリルの仕組みとは?

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そもそもグリルとは?

そもそもグリルとは、網焼きを意味しています。ガスコンロのグリルは主に魚を焼くことが多いので「魚焼きグリル」とも言います。普段からグリルをお使いの方からすれば当たり前のことですが、近年は若い方を中心にグリルを使用しない方が増えています。グリルってなにに使うの?なんて質問もありますので、一応説明させていただきました。

ガスコンロのグリルの種類とは?

ガスコンロについている「魚焼きグリル」には大きく分けて3種類の機能があります。コンロを購入する際に良く表記されていますので、なんとなく聞き覚えがある方も多いと思います。それではそれぞれの機能の違い、見分け方を説明します。

水あり片面焼きグリルとは?

「水あり片面焼グリル」はグリルの受け皿に水を入れて使用し、バーナーが上火のみなので片面づつ魚を焼くタイプ

水あり両面焼グリルとは?

水なし片面焼きグリルとは?

「水なし片面焼グリル」はグリルの受け皿に水を入れずに使用し、バーナーが上火のみなので片面づつ魚を焼くタイプ

水なし片面焼グリルとは?

水無し両面焼きグリルとは?

「水なし両面焼グリル」はグリルの受け皿に水を入れずに使用し、上下のバーナーで魚を両面同時に焼くタイプ

水なし両面焼グリルとは?

このように魚焼きグリルには3種類の機能があります。名称も似ていて良く分かりづらいかもしれませんが、ゆっくり読めば意味はそのままです。それでは、それぞれの「水あり・なし」「片面・両面」についてのメリット・デメリットを確認していきましょう。

それぞれのメリット・デメリットは?

「水あり」「水なし」ってなに?

そのままですが「水あり」「水なし」とは魚を焼く前にグリルの下の「受け皿」に水を入れるか、入れないかの違いです。

もし水を入れずに魚を焼くと高温になった魚から染み出た油が、高温の受け皿に落ち必ず煙が発生します。この煙を極力減らす為に水を入れます。もちろん、高温の油で火がでることを防止する意味もあります。

水を使用する場合、水を入れる作業と水を捨てる作業の2つの作業が必要となり、とても面倒です。

水ありグリルの場合は「受け皿に水を入れる」→「魚を焼く」→「水を捨てる」→「受け皿を洗う」→「焼き網を洗う」という5工程が必要ですが、水なしグリルの場合は「魚を焼く」→「受け皿を洗う」→「焼き網を洗う」の3工程で終了します。

つまり「水なしグリル」のほうが、良い機能となり、この機能が付いたモデルのコンロは高価になります。ガスコンロの費用を抑えたい方や、グリルを使用しない方は「水ありグリル」を購入するとコンロを安く抑えることができます。ただ、近年のコンロの性能がアップしラインナップに「水ありグリル」が存在しないメーカーが増えてきました。あと数年したら「水あり」というグリルは無くなるかもしれません。

もちろんその逆で、グリルを良く使うと言う方は、この機能のお手入れの差は大きいので、「水なしグリル」を選ぶことをオススメします。

「片面焼き」「両面焼き」ってなに?

こちらの「片面焼き」「両面焼き」も読んで字のごとくとなります。グリルで魚を焼くときに、片面だけ焼くタイプと両面同時に焼く違いとなります。

「片面焼き」は上部のバーナーにより片面しか焼けないのでひっくり返す作業が必要なり、手間が発生します。「両面焼き」は、魚を入れると、上下のバーナーで一度に魚の両面が焼けるので、ひっくり返す手間がありません。こちらもその手間少なさから「両面焼き」のほうが機能が上となり、両面焼きの機能付きコンロの方が高価なモデルとなります。

ただ、この「両面焼き」は手間も少ないですが、機能的な面でデメリットがあります。それは片面焼に比べて、魚が焼き上げるまでに全く動かすことが無いので、焼き網にくっついてしまいます。

以上の機能の違いを含めてそれぞれのグリルのメリット・デメリットをまとめます。

各グリルのメリット、デメリットとは?

水あり片面焼グリル

長所(メリット)

・片面焼いたらひっくり返すので、焼網にくっつきにくい。
・一番グリル機能が低い為、コンロの価格が安い。

短所(デメリット)

・水を入れる為、準備・お手入れの手間が多い。
・ひっくり返す手間がかかる。
・ひっくり返すときに身が崩れやすい。
・片面ずつ焼く必要がある為、焼く時間がかかる。

水あり片面焼グリルとは?

水なし片面焼グリル

長所(メリット)

・片面焼いたらひっくり返すので、焼網にくっつきにくい。
・受け皿に水を入れなくても良いのでお手入れ・準備の手間がない。

短所(デメリット)

・ひっくり返す手間がかかる。
・ひっくり返すときに身が崩れやすい。
・片面ずつ焼く必要がある為、焼く時間がかかる。

水なし片面焼グリルのメリット・デメリット

水なし両面焼グリル

長所(メリット)

・片面焼より早く焼ける。
・途中でひっくり返す手間がない。
・受け皿に水を入れなくても良いのでお手入れ・準備の手間がない。

短所(デメリット)

・ひっくり返さない為、焼網にくっつきやすい。
・コンロの価格が高くなる。

水なし両面焼グリルのメリット・デメリット

以上のようにそれぞれ長所と短所がありますが、重要なのはグリルの使用頻度で決めることだと思います。グリルの値段はコンロの大部分を占めていることが多いので、必要がないならコンロのグレードを下げたり、逆に必要ならコンロは長期で使用するものですので、良いものを購入するなど、検討していきましょう。

魚焼きグリルの「水あり」「水なし」の見分け方

魚焼きグリルの「水あり」「水なし」の見分け方については、グリルの中の受け皿を確認してみてください。受け皿に大きく水ありの場合「水を入れてお使いください」、水なしの場合「水を入れないでお使いください」など記載されているはずです。

受け皿はグリルを開いて、焼き網の下にあるものですので、そこを確認してみてください。

近年のグリル事情について

ここまで、グリルの説明をしてきましたが、近年のグリル事情は昔と比べ変化してきています。それは「グリル離れ」が起こってきているのです。まさに今回説明したグリルを洗うことが手間だったり、魚を焼いたニオイだあったりと「グリルは面倒」というイメージが強くなっています。私も一人暮らしの時はその面倒くさいイメージから魚自体を買うことがほとんどありませんでした。さらに魚を焼いてもグリルの引き出しを閉めていて、洗うのを忘れてしまったり…。(ずぼらです。)

とにかく、いろんな事情から「グリル離れ」が確実に起こっているのです。そのグリル離れをメーカーも危惧していて最近では、グリルを魚を焼く場所からダッチオーブンやグリルプレートなど新しいグリル用調理器具を開発しています。

ガス器具大手のリンナイでは「グリルプレート」「ココット」「ココットダッチオーブン」という商品を発売しています。これらすべて調理器具の中に具材をいれるため、グリルの庫内がまったく汚れません。なのでグリルのお手入れの面倒さを無くして、様々な調理ができるとして人気を博しています。

リンナイのグリル専用調理器具
ココットプレート ココット ココットダッチオーブン

このようなグリル専用調理器具がもともと付属しているコンロも増えています。

このようにガスコンロのグリルも時代に合わせて進化しています。我が家でもグリルでダッチオーブンを使用し、野菜とチキンをハーブとオリーブオイルをいれて焼く「グリルチキン」を良くつくりますが、素材の旨味が凝縮されて本当に美味しいです。なかなか家ではできない本格料理が簡単にできるので、グリルは魚焼きだけ使用していた方など、新しい調理器具を試してみてはいかがでしょうか。

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