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ガスコンロ購入前のポイントまとめ

ガスの種類ってなに?(LPガス・都市ガス)
テーブルコンロとビルトインコンロの違いってなに?
【図解】キッチンで決まるガスコンロの種類
【右、左あるの?】ガスコンロの「 L/R 」の見分け方ってなに?
【大丈夫?】ガス栓の形状に合ったガスホースの選び方

こんにちは。
元ガス器具販売スタッフのがす美です。

ここではガス知識の基本中の基本、ガスの種類について紹介します。必ずガス器具はガス種専用に作られているので、間違えると使えなかったり、事故の原因となります。ガスコンロを購入する際はガスの種類に注意しましょう。

コンロの購入時期は引越しなどバタバタしている為、間違いやすい

価格が安い為、個人でガス器具を購入する機会が増えた

昔は流通ルートが少なくガス会社からガスコンロを購入することが多かったのですが、近年はホームセンターやネットショップなどで簡単にガスコンロを購入できます。

ガス会社から購入すればプロの方がガスの種類など教えてくれる為、問題はないのですが、個人で購入する際は、自分でガス種を判断しなくてはならないため、調べずに購入していざ家に帰ったら使用できなかったなんてこともあります。もちろんプロに頼めば購入代金が高い場合が多く、ホームセンターやインターネットで購入すれば、器具を安く購入できるため、近年は後者を選択する方が多いです。

ガス種を間違えるのは大学生や新社会人

実際、私の友人でも何人かがコンロのガス種を間違えて購入して、開封してから気づいた為、オークションやリサイクルショップで売るはめになったと聞いています。この友人たちは大学に通う為に上京するなかで、様々な引越し手続きや大学の事など忙しい時期にそこまで考える暇がなく気づかなかったと言います。

普通にコンロを購入するだけでしたら、心に余裕があるためそこまで調べられるかもしれませんが、引越しや、新しい環境など忙しい時期にはそこまで頭が回らないかもしれません。

特に大学生や新社会人の一人暮らしなど世の中のことをあまり知らないお子さんなどが、購入する際は間違いが起きやすいので、大人の当たり前は子供には通用しないので、たまたまこの記事を読まれた親御さんなど、一言お子様に声を掛けても良いかもしれません。

家庭用ガスは2種類「LPガス」と「都市ガス」

さてさて本題から逸れてしまいましたが、家庭で使用するガスは基本的に2種類あり、ひとつは「LPガス(プロパンガス)」もうひとつは「都市ガス」です。このたった2種類しかないので、簡単です!しかしやっかいなのはその他の通称です。

ガスの種類
「LPガス」市ガス」

混乱の元!?ガスの通称はさまざま

また、それぞれのガスには呼び名がいろいろあります。これが混乱のもとになりますのでそれぞれの通称を覚えておくと、ガス器具選びがスムーズになります。

ガスの名称(LPガスと都市ガス)
LPガスの通称 都市ガスの通称
・プロパンガス(LPGの成分のプロパンから)
・LPガス(Liquefied Petroleum ガスの略称)
・LPG(Liquefied Petroleum Gasの略称)
・都市ガス
・天然ガス(液化天然ガスが主原料)
・12A /13A(都市ガスの種類)

LPガス、LPGは「Liquefied Petroleum Gas(液化された石油ガス)」の略称です。「プロパンガス」はLPガスの成分の「プロパン」から名称付けられています。都市ガスは非常にわかりづらく、もともとは天然ガスを原料としているため、「天然ガス」と呼ばれたり、ガスタイプが「12A」や「13A」など、ガスタイプで呼ばれることもあるため、通称がバラバラで覚えにくいですね!ちなみにLPガスは石油を精製するさいにできるため「人工ガス」で、都市ガスは天然ガスを原料にしているので「天然ガス」と呼ばれています。ではなぜ「都市ガス」の名称ががメインで呼ばれるのでしょう?

運べる「LPガス」、運べない「都市ガス」

「都市ガス」の名称はガスの供給スタイルから来ています。都市ガスは都市部において大元のガスホルダーから配管を通して家まで供給されます。水道のような感覚ですね!田舎にはこの配管が通っていないことなどから「都市ガス」の名称が付いています。

さらに初期の都市ガスは天然ガスではなく、石炭ガスであったため都市ガスの名称は完全に配管から家庭に供給するスタイルを指してします。天然ガス・12A/13Aの名称はガスの種類ですが、都市ガスはガスの供給スタイルの名称です。

それでは、配管の通っていない田舎などはどうやってガスの供給を受けるのかと言えば、「ガスボンベ」に詰めて運ぶスタイルになります。契約しているプロパンガス会社の社員がボンベを運び、空になったらまたガスを充填したボンベを交換しにきます。

ガスの違い(LPガスと都市ガス)

このように、「LPガス」と「都市ガス」には供給のスタイルが大きく違います。なのでガスを利用する地域によってはLPガスしか選べないといった事例もあると思います。※都市ガスの配管を自宅まで引くことはできますが、実費消費者の自己負担が大きく、距離が伸びれば伸びるほど費用はかさむ為、田舎では都市ガスを引くことは現実的ではないです。

ガスの種類を間違えるとガス器具は使用できない

最初にも言いましたが、ガスコンロなどのガス器具はLPガス用と都市ガス用とそれぞれ専用に作られてます。家電量販店やホームセンター、ネットショップなどでガス器具を購入した場合は、ガスの種類の確認が個人の判断の為、ガスの種類を間違えやすいです。

このような間違いを起こさない為にも、まずはお住まいの契約しているガスの種類を確認するようにしましょう。

ガスの種類の確認方法とは?

まず最初は一番簡単なご契約ガス会社の「お客様センター」などにお問い合わせしましょう。確実です!

引越し先でまだ分からない場合はご契約の「不動産会社」の担当者に聞いてみましょう!

これらは確実ですので、おすすめします!ほかにも簡単な確認方法として、先ほど言いました供給スタイルの違いから、判断ができます。LPガスにはガスボンベが必要となりますので、家の裏にガスボンベがある場合は必然的に「LPガス」を契約しているということになります。ボンベが無い場合は「都市ガス」となります。

また、すでにガス器具を使用している場合はガス器具を確認すると、先ほど名称が記載されているので、例えば「12A」「13A」など記載されていれば、「都市ガス」となります。

まとめ

最後にガスの種類についてまとめます!

・ガスの種類は「LPガス」「都市ガス」の2種類
・通称は様々あるので注意する
・器具はガス種専用なので、購入前に確認する
・器具購入の間違いは若者が多い

以上、ガス器具を購入する際の参考になればと思います。

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