あれっ?ガスコンロの炎って青じゃなかったっけ?ふと気が付くと赤やオレンジ色の火がでていました!いったい原因はなんぞや?
こんにちは!がす美です(^^)/今回はガスコンロの火の色が赤やオレンジ色になる原因や対処方法、そのまま対処しなくても良いのかなど、説明していきたいと思います。
ガスコンロの火がオレンジ色だけど大丈夫?
普段何気なく使用していたガスコンロの火ですが、オレンジ色になっていて違和感…
「あれ?そもそもガスコンロの炎の色って何色だっけ??」なんて意識してみないと意外に忘れていたりするもので、通常のガスコンロの火の色は青色です。
なんでガスコンロの火の色は青いの?
ではなぜガスコンロの火の色は青いのでしょうか?
ガスに含まるメタンと酸素が燃えるときに一酸化炭素を出しますが、その一酸化炭素と酸素が混ざり反応すると炎は青くなります。ガスコンロやガスバーナーの炎はメタンと酸素がしっかりと供給されていて「完全燃焼している」ので炎は青いです。
バーナーなどでメタンに比べ酸素量が少ない場合は「完全燃焼していない」時は、供給される酸素ではなく、空気中の酸素を使用する状態になります。その場合の炎は赤色やオレンジ色になります。
ややこしいですが、要約すると「酸素が多いと炎は青く、酸素が少ないと炎が赤く」なります。
ガスコンロの炎が赤いのは酸素不足
さて本題に戻りますが、ガスコンロの炎が赤いのは「酸素が少なく完全燃焼していない状態」です。その原因としては主にコンロの「バーナーキャップ」が原因の場合が多いです。
バーナーキャップってなに?
バーナーキャップはバーナーと五徳の中心にある部品で、その名のとおり、バーナーにキャップをするための部品です。バーナーにキャップをすることで、煮こぼれや、吹きこぼれの液体がバーナーに直接かかりません。それにより故障の原因になることを防いでいます。
また、均等にある掘り込み溝があることで炎が均一化され炎を安定させます。
バーナーキャップの汚れが原因
このバーナーキャップの溝に汚れや物がはさまったりして目詰まりすると「点火不良」や「不完全燃焼」の原因となります。それにより酸素不足になり炎が赤色やオレンジ色になります。
コンロの赤い炎はそのままにしておくと
ガスコンロの赤い炎は不完全燃焼の状態ですので大量のすす(黒煙)や一酸化炭素が発生します。特に一酸化炭素は一酸化炭素中毒になる可能性もありますので、赤い火の場合はしっかりと対処して青い炎に戻しましょう。
そのほかにもガスコンロ故障の原因になりますので、ご注意ください。
バーナーキャップが原因で赤火の場合の対処方法
赤い火の原因がバーナーキャップの目詰まりだった場合は対処法はとても簡単です。バーナーキャップを清掃すればよいです。
中性洗剤を使用して使い古しの歯ブラシや針金などで溝の部分を掃除します。単純に溝を掃除すれば炎やガスの通りがスムーズになりますので、赤い火が解消されるでしょう。
また水洗い後に水分が溝についたまま使用すると、汚れがたまった状態と同じになります。また不完全燃焼になりますのでしっかりと乾かしましょう。
バーナーキャップが変形している場合
もし、バーナーキャップが古くなり変形している場合は、新しいものに交換しましょう。
下記はガス器具大手の公式通販サイトです。サイト内でバーナーキャップなど部品単体で取り扱っていますので、ガスコンロの品番や型番を入力して部品を探しましょう。
コンロの買い替えも視野に
バーナーキャップを交換したけど、問題はガスコンロで赤い火が解決しない場合もあります。部品が無い場合や、原因がバーナーキャップではなさそうな場合は最寄りやご利用のガス会社に連絡してみてもらいましょう。また、バーナーキャップが変形している場合はかなりガスコンロが古い可能性がありますので、買い替えを考えてみても良いかもしれません。
ガスコンロの赤い火の原因とは?まとめ
以上がガスコンロの炎が赤い場合の原因と対処方法になります。
ガスコンロの炎は青い状態が通常です。赤い場合は不完全燃焼の可能性があり、一酸化炭素中毒の危険性がありますので、発見した場合はしっかりと対応しましょう。
バーナーキャップの汚れが原因の場合は清掃で解決します。バーナーキャップの変形やゆがみの場合は部品交換で解決できます。それ以外の場合はガス会社に連絡するか、新しいコンロに買い替えを考えましょう。(^^)
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