こんにちは
元ガス器具販売スタッフのがす美です。
このページではテーブル(据置)コンロを購入しようと思っているけど、「ガスホース」の長さがどれくらいか分からないという方に、絶対に間違えないガスホースの長さの調整方法を説明します。
テーブル(据置)コンロは自分で設置できる
以前の記事でもご紹介したとおり、テーブル(据置)コンロはプロでなくて、素人の方でも設置できます。近年、インターネットや量販店でコンロを安く購入できる為、ご自身で設置されている方が多くなっています。
設置は簡単だけど、プロに頼むと費用が高くなる
しかしながら、ガス器具の設置はプロがやるものと思っている方や、怖くて分からないという方もまだ多いです。もちろん、プロに頼むと人件費が掛かりますので、費用が増します。
ただ、テーブルコンロの設置は解るととても簡単なので、これを機に設置方法を知って費用を安くテーブルコンロを設置してしまいましょう。
まず、コンロの基本を知らない方はこちらの記事をお読みください
→「【重要】コンロを購入前に確認することとは?」
自分で設置するとホースも自分で購入することに
このように、ご自身でガスコンロを設置できる為、ガスホースも自分で購入する必要があります。ガスの種類はわかるとして今度は「ホースの長さをどのくらいにすれば良いか?その基準が分かりません。」という方が多いです。その為、ここではホースの選び方、基準を説明します。
テーブルコンロのガスホースの長さは何センチぐらいが適当?
さあ、前置きが長くなりましたが、テーブルコンロのガスホースの適当な長さとは?
答えは「60センチ以上」
テーブルコンロの幅は60cmしかない
キッチンに置くテーブルコンロの幅は60cmしかありません。それに数センチプラスしたスペースがコンロ設置スペースですので、60cmあれば、ホースが足らないなんてことはありません。
※標準サイズのテーブルコンロは幅60cm、コンパクトサイズのテーブルコンロは幅56cmです。
こちらはコンロとガスホースの関係を真上から見た図ですが、コンロのガス栓と、家のガス栓が遠い場合でも60cmを越えません。
もちろん、コンロのガス栓と、家のガス栓が近い場合でも60cmを越えません。
※特殊なキッチンではコンロ設置スペースが60cmを越えるものがございます。その場合はコンロ設置スペースの幅分の長さがあれば問題ありません。
60cm以上だと100cmになる
ただ、60cm以上と言っても実際に規格で販売しているものは「ガスホース0.5m(30cm)」の次は「ガスホース1m(100cm)」になります。コンロもあり、ガス栓の位置もわかる場合は距離を測って0.5mで収まる場合はそちらを購入しましょう。
ホースが余っても大丈夫!ハサミで簡単調節!
上の二つの画像のようにガス栓同士が遠ければ、特に問題がないのですが、ガス栓同士の距離が近い場合はホースが余ってしまいます。そのような場合はホースをハサミで切ってしまいましょう。
「ガスを通すホースなのにそんな簡単にハサミで切って大丈夫?」そんな声も良く聞かれますが、ハサミでの切断は普通のことですので、ご安心ください。プロも普通にホースをロールで購入していてハサミで切っています。
なので、60cmのガスホースを購入してお住まいのサイズに調整すれば、長さを間違えることはありません。
ハサミで切る際の注意点とは?
ハサミでホースの長さを調整する際に、注意すべき点は短く切りすぎることです。ガス栓とホースがピンと張っているとホースの接続部に負担がずっとかかるため、耐久性が落ちたり、ガス漏れの原因などにつながります。接続部のはすこしゆったりと余裕を持たせるように長さを調整しましょう。
図のようにホースが直線でピンと張っていると良くないです。短く切断してしまうと元には戻りませんので、予定より長めに切断して、次もまた予定より長めに切断して目標の長さに近づけていきましょう。
このように、ホースがゆったりとカーブを描いているぐらいがちょうどよいです。図はガス栓の距離が遠いですが、近い場合ももちろん同じです。
逆にホースが長すぎる場合も注意が必要です。ホースが長すぎで行き場を失うと、ねじれたり、曲がったり結果的にホースに負荷がかかります。これも耐久性が悪くなったり、ガス漏れの原因になるので注意してください。
まとめ
以上のようにガスホースは60cm以上(販売は1m)を購入し、目的の長さにハサミで短く調整していくのがベストです。
特にガスホースはコンロと一緒に購入する場合が多かったり、引越し先のガス栓の位置が分からない場合が多いので、コンロのガス栓の位置など分からない場合がありますので余計にホースの長さが図りづらいです。コンロがある場合はコンロのガス栓と家のガス栓の距離を測ってすこし余裕を持たせた長さにしましょう。
また、ガスホースの種類・接続方法もをこちら紹介してます。
「【大丈夫?】ガス栓の形状に合ったガスホースの選び方(ホースエンド型・コンセント型)」
ガスコンロ メーカー別ラインナップ